人類の歴史の中で本当に強い人間などいない。いるのは弱さに甘んじている人間と、強くなろうと努力している人間だけだ。

人類の歴史の中で本当に強い人間などいない。いるのは弱さに甘んじている人間と、強くなろうと努力している人間だけだ。

本田宗一郎(日本の実業家、技術者、ホンダの創業者 / 1906~1991)

 

「弱さ」は悪い事はないよ。

でも、それに甘んじてはいけない。

それは、成長や向上心がなくなるからだよ。

「弱さ」を認識すると、「このままでもどうにかなるかも?」

という甘えと、「自分がやらなくても」という、逃避の道が見えてくることがある。

ここには、成長や向上心がなくなってしまう。

そして、「今のままでもいいや」の「今のまま」は、現状維持ではないんだよ。

世の中が進んでいる分、現状は維持できなくて、確実に遅れているんだ。

これはよくある、大きな勘違いなんだよ。

「今」といった瞬間に「過去」になるって言う、笑い話があるのを知っているだろ?

これくらい当然なんだけど、誤解されやすい事なんだね。

 

あと、強いとか弱いとか(例えば、力や影響力など)、多いとか少ないとか(金融資産や車など・・)、比較するものが、自分以外だったりすると、辛くなんだよね。

それは、対象の相手が、コントロールできない「他の物(人)」だから。

どんなに頑張って、自慢の為に高級外車を買っても、友人がその何倍も高い高級外車に乗っているのを見ると、頑張りが無駄に見えてしまう。

そして、その後は、あきらめの言い訳の言葉を見つけ出そうとする。

「だって、あいつは親が上場企業の役員で、自分でも会社を起業して・・」

真実のわからない、言い訳を探す旅に出発です。

これ、ほんとにもったいないよね。

 

で・・

本田宗一郎さん曰く、本当に強い人間は、比較する対象を「自分」にしているんだよ。

強い人間とは、「本当に強くなる比較」は、

 

昨日の自分と、今日の自分。

去年の自分と、今年の自分。

 

常にいつかの「自分」比較することで、自分のポジションを確認するんだね。

 

昨日より充実している今日の自分

昨日より勉強を頑張っている、今日の自分

昨日より部活を頑張っている、今日の自分

 

こんな毎日が一週間続けば、質の高い来週が迎えられる。

こんな毎日が一ヵ月続けば、考え方の自分に出会える。

こんな毎日が三か月続けば・・・

こんな毎日が六ヵ月続けば、恐ろしくなってきたぞ!

こんな毎日の積み重ねが365日あれば、確実に、違う次元の自分になれる。

 

ここには、他人とは自分以外の対象物は、登場しない。

いつも相手にしているのは今と未来の「自分」なんだ。

もっと言うと、「過去の自分」は安心感でしかない。

あんなことやっていたなぁ~

とか、

あんな癖があって、いつも、こればっかり・・・

これは、過去の事で、実は自分の成長にはあまり関係ないんだよ。

でも、他人と比較するのとは、雲泥の差になる。

 

最強の比較は、実はこれ

「今の自分と未来の自分」

これをきちんと比較出来たら、もう最高だよ。

 

今日、こんな一日を過ごせたから、明日はこんな一日になる。

今週、こんな一週間を過ごせたら、来週はこんな一週間になる。

今月、こんな一ヵ月を過ごせたら、来月はこんな一ヵ月になる

     ・

     ・

今年、こんな1年を過ごせたら、来年は、こんな1年になる!!!

 

凄いと思わない?

 

未来の自分を、今の自分を比較することを、楽しんでごらん。

明日の自分を、そこから創造してごらん。

 

 

最初に言ったけど、自分以外の物と比較しても、結果的に、優越感からくる自己満足にしかならない。

意味が無いことはないけど・・本当に強くは成れないよ。

 

過去の自分と、今の自分も、最強ではないけど、他人よりも数段価値のある比較だね。

 

男として、人間として、本当に強い自分を創りたいなら、他人の持ち物とか、過去の自分とか、とかではない新しい自分を比較しないといけない。

比較するのは、

 

今の自分と、将来のなりたい自分

 

ここに、本当に安心できる、「成長のある比較の世界」があるんだよ。

「今の自分と、将来のなりたい自分」という、新しい比較の世界で勝負してごらん。

明日の過ごし方もかわるし、今日をどう過ごしたら良いのかも、見えてくるよ。

そして、この比較の世界ならば、ストレスも少なくなるよ。