あのときの あの苦しみも あのときの あの悲しみも みんな肥料になったんだなあ じぶんが自分になるための

あのときの あの苦しみも あのときの あの悲しみも みんな肥料になったんだなあ じぶんが自分になるための

相田みつを(日本の詩人、書家 / 1924~1991)

 

あのとき、そう、あのときだよ

人生真っ暗って思いながら、必死に生きていたんだと思う

 

苦しみって言葉を表現するなら、今の私しかない

どうにかして抜け出したい、どうにかして、楽になりたい

毎日が必死、そんな毎日だった

 

悲しみって言葉を表現するなら、今の私しかない

どうにかして笑ってみたい、安らぎがほいしい、安心したい

毎日泣いている、そんな毎日だった

 

でもね・・

そんな毎日だったけど、「今」ふりかえると、

こんなこともあったねぇ~って、

笑いあえる家族がいる

肩をたたきあえる仲間がいる

そんな周りに支えられて、今の自分があるんだね

 

気がついたら、今までの全てが、

自分の蓄えに、肥料に、栄養になっていたんだね

 

人生ってすてたもんじゃない

どんどん、味わい深くなっていくね